この仕事に就いてつくづく感じることは完璧はない、ということです。 生き物は何が起きてもおかしくなく、昨日まで元気だった子豚が急に病気になったりするので気が抜けません。気温、湿度、豚舎への風の入り方一つひとつの管理に神経を尖らせています。 母豚の世話をして子豚を健康に大きく育てて、出荷まで責任を持つ。一連の流れがこんなにしっかりとある仕事は珍しく、他の人とは全く違う経験ができていると思います。 交配から数えて少なくとも出荷まで約1年かかるので、すぐに成果は出ませんが、良い成果が出た時は次につながる力になります。 基本を抑えながらも自分でどうすればもっと良くなるか?を考えて行動し、失敗を恐れないポジティブな人に仲間になってもらいたいですね。
うちの工場の特徴は、お客様との交流会などを通して生産者と食べる側(お客様)が一緒に良いものを作っているところです。私も自分の工場で作っているものは大好きですし、世界一だと思っていますから自信をもってお勧めしていますね。仕事を「やれ」と言われたからやるではなくて、その意味を考えながら取り組むようにすると、3年ぐらい現場をしっかり学んだところで工場のラインを仕切るラインリーダーもできるようになります。ラインリーダーは出荷時刻から逆算して原料の準備から仕上がりまでの時間配分を計算し、時間通りにきちっと終わらせる計画を立て、その通りに機械もチームも動かします。上司と相談しながら自分の裁量でラインが動かせて、良い製品が出来上がると嬉しいですよ。平田牧場のものづくりは豚の飼料から始まっていますから国際情勢や環境、食糧問題などが身近に感じられて、人間にとって最も大切なことの一つである「食」の全てに関わっている実感があります。工場の仕事は黙々と機械で製品を作るだけではないので、これから仲間になってくれる人には食に対する深い関心を持ち、広い視野で自分で考え、チームワークを大切にした活躍を期待しています。
就職の動機は、庄内を代表する企業で働きたいと思ったからでした。実は入社前は安心安全をここまで大切にしているとは知りませんでしたが、原料となる豚を餌からこだわって育てたり、ハム・ソーセージなどは無添加で作っていて本当にお客様の健康を考えている会社だと日々実感しています。今は主にギフトや外食店舗で使われる「みそ漬け」や「しゃぶしゃぶ」肉のスライスを担当していて前日に翌日切る原料の準備をするのですが、マイナス20度からマイナス3度の冷凍庫に移して作業に適した温度にします。外の気温や移動させる時間によって肉の温度が変わりますし、厚さは0.2mm単位でお客様に合わせて変えるので、ここが職人技!と非常に気を遣いますね。最近は触れば大体の温度が分かるし、良い肉は見ただけで分かりますよ。年齢層が幅広い人が働いているので上司にも先輩にも話しやすく、分からないことはすぐに教えてくれるので、技術がしっかり身につきました。ギフトの時期は本当に忙しいのですが、チームワークで乗り切っています。力仕事もあるので体を動かすことが好きな人、協力し合うものづくりの達成感を得たい人には毎日楽しく働ける職場だと思いますね。
商品開発の仕事は黙々と研究開発室にこもってトライ&エラーを繰り返しているイメージがあるかもしれませんが、工場のことや機械のことも知らなくてはならないし、専門の業者さんともやりとりをしなければならないので、何事にも好奇心旺盛で、最新の情報にも敏感になって自分で勉強していくことが大切です。畜産の勉強をして入社しましたが、包丁を持つところから始めて現場で育ててもらいました。開発部の上司が知識も経験も豊富で、私が作った試作品を見ただけで「この工程省いただろう、この材料入れ忘れただろう」なんてすぐ分かっちゃうんですよ。多くのことを学びましたね。今は基本を大切にしながら、健康創造企業として食べて健康になるハムやソーセージの開発に挑戦しています。素材の良さを活かして、おいしさも安心・安全も追求するなんて究極の製品ですよね。しっかりとした企画のレシピであれば「作ってみるか」と言ってもらえる環境なので、新しい製品のアイデアを常に考えています。流行に乗るだけではなく、末長くお客様に愛される製品を作ることが今の一番の目標です。アイデア豊富で未知の世界への挑戦をしてみたい人、一緒に新製品の開発をしましょう!
入社2年目以降
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